米軍普天間基地からの有害物質PFAS等を含む汚染水放水に対する抗議、要請

2021年8月30日

2021年8月26日の在沖海兵隊による有機フッ素化合物等を含む汚水を公共下水道に放出した事件に関し、本日2021年8月30日社大党執行部で、外務省沖縄事務所並びに沖縄防衛局に抗議、要請を行いました。

以下抗議・要請文

米軍普天間基地保管の有機フッ素化合物を含む汚水排出に対する抗議

8月26日午前9時5分ごろ、在沖米海兵隊は県に対し普天間基地に保管している有機フッ素化合物を含む汚水を下水道に放出すると電子メールで連絡を入れた。午前10時14分、沖縄防衛局から米海兵隊が午前9時30分ごろに処理水を放出したと県に報告があった。また、有機フッ素化合物が含まれる汚水は、64トン放水されると発表されている。県は、即座に沖縄防衛局、外務省沖縄事務所、在沖総領事館、在沖海兵隊に抗議し、放出の中止を求めた。
そもそも、在日米軍基地に保管されている有機フッ素化合物の処理については、米軍と日本政府においてその処理方法が検討されていた。また、県は両者に対して焼却による処理を求めており、さらに日米合同委員会において、その件について協議される予定であった。
にもかかわらず、いくらPETS処理により低濃度化しているとはいえ、発がん性などの健康被害があると言われている有機フッ素化合物を在沖米海兵隊から一方的な通知で大量に排水したことは人体および環境にどのような影響があるわからず、その行為は暴挙で在り、断固許すことはできない。
よって、沖縄社会大衆党は県民の命とくらしを守る立場から、今回の在沖米海兵隊の行為に対し強く抗議するとともに下記の事項を要請する。


1. 米軍基地に保管されている有機フッ素化合物を含む汚水は放水せず、焼却処理をすること。
2. 米軍基地に保管されている有機フッ素化合物を含む汚水の量を明らかにすること。
3. 米軍基地内での自治体の現地調査を認めること。
4. 日米地位協定を見直すこと。
5. 普天間飛行場の早期閉鎖・返還を実現させること。